ここ最近、日本では「副業」という言葉を耳にする機会が急増しました。
令和の米騒動とも言われるほどの物価高の影響もあって生活はますます苦しくなるばかり。。
副業=収入源を増やすもの
そう考えれば、副業を生活の一部として取り入れている人が増えているのも納得です。
他にもスキルアップや収入源の多様化、新しいキャリアの形成など、ポジティブな意味合いで利用されることが増えています。
この流れを後押ししたのが、記憶にも新しいコロナ禍による働き方の変化です。
リモートワークが普及し、自宅で過ごす時間が増えたことで「空いた時間を有効活用して副業を始めたい」と考える人が増えました。
また、オンラインサービスやクラウドソーシングの広がりにより、これまで敷居が高かった副業も気軽に挑戦できる環境が整ってきています。
- 雇用の不安
- 物価上昇や老後資金への心配
- 新しい働き方の選択肢が増えた
という3つの要素が、副業ブームを生んでいると考えられます。
副業を始める理由①収入を増やすため
副業を始める理由として最も分かりやすいのが「収入の確保」です。
本業の給料だけでは生活費や教育費に追われ、なかなか自由に使えるお金が残らないという悩みを持つ人は少なくありません。
副業で得られる追加収入は、家計の助けになるだけでなく、将来に向けた貯蓄や投資にも回せます。
- 老後資金を少しでも多く準備したい
- 子どもの教育費を確保したい
- 旅行や趣味にお金を使いたい
といった具合に目的は人それぞれです。
また、物価の上昇や年金制度への不安が強まる中、会社の給料だけに頼らないという考え方も広がりを見せています。
収入の柱を増やしておけば、本業の収入が減ったとしても生活が大きく崩れる心配は減らすことができます。
つまり、副業はリスク分散の手段としても注目されています。
副業を始める理由②自分らしく働くため
お金以外の大きな理由として「好きを活かす」ことが挙げられます。
本業では得意分野や趣味を活かせない人でも、副業なら自由度が高く、自分らしい働き方を実現できます。
例えば、文章を書くことが好きな人はライターとして活動したり、デザインやイラストを描くことが得意な人がSNSなどで依頼を受けてすることもあります。
好きなことを収入につなげることは、精神的な満足感ややりがいを大きく高めてくれます。
さらに、副業で得た経験やスキルは本業に良い影響を与えることもあります。
副業を通じて新しい知識を学んだり、幅広い人脈に触れたりすることで仕事への発想や視野を広げることも可能です。
副業を始める理由③将来への備え
副業は「将来の備え」としての役割も大きくなっています。
社会や企業の変化が激しい現代では、今の会社にいつまでいられるか分からないという不安を抱く人も少なくありません。
副業を通じて新しいスキルを磨いておけば、転職の際にも有利にすることができ、独立を視野に入れることもできます。
実際に、副業から始めた仕事が軌道に乗り、そのまま本業の収入を超えて独立したというケースも珍しくありません。
会社に依存しない働き方を実現するために、副業は重要な選択肢にもなっています。
代表的な副業の種類・ジャンル
副業には多くの選択肢がありますが、ここでは特に人気の高いものを紹介します。
Webライター・ブログ運営
文章を書くことが得意な人に向いています。
クラウドソーシングで記事執筆を受注したり、自分のブログを立ち上げて広告収入やアフィリエイト収入を得たりできます。
始めやすく、スキルを積み上げれば安定収入が期待できる副業です。
デザイン・イラスト制作
クリエイティブな才能を活かせる副業です。
SNSのアイコンや広告用バナーなどの需要があり、ポートフォリオを公開しておけば個人や企業からの依頼が入る可能性も高まります。
動画編集・YouTube運営
需要が急増している分野です。
YouTubeチャンネルやSNS動画の普及により、動画編集スキルを持つ人材は常に求められています。
趣味として始め、後に収益化に成功する人も多くいます。
プログラミング・Web制作
専門スキルが必要ですが、案件単価が高いのが魅力です。
Webサイト制作、アプリ開発など幅広い仕事があり、学びながら取り組める点も特徴です。
ネット物販・転売
フリマアプリやネットショップを活用して商品を販売する副業です。
仕入れや在庫管理に知識が必要ですが、仕組みをつくれれば安定的に稼ぐことができます。
投資・資産運用
株式や不動産、仮想通貨などを通じて利益を得る方法です。
ただしリスクも大きいため、副業というよりは資産形成の一環として位置づける人が多い分野です。
近年では仮想通貨や暗号資産といったものも人気です。
副業に潜むリスクと注意点
副業を始める際にはメリットだけでなくリスクも理解する必要があります。
- 時間管理が難しい:本業との両立をさせることが必要
- 会社の就業規則:副業禁止の場合はトラブルになるリスクがある
- 税金・確定申告:副業収入が20万円を超えると確定申告が必要
これらを無視してしまうと思わぬトラブルに発展しかねません。
副業ばかりに時間を取られると本業で失敗したり、睡眠時間も削られて体調を崩す可能性もあります。
また、会社に内緒で働く場合は少なからずバレることもあるので副業選びも慎重に行わなければいけません。
副業を長く続けるためには、ルールを理解し、無理のない範囲で計画的に取り組むことが大切です。
まとめ|副業は人生を豊かにする選択肢
副業を始める理由は収入を増やすためだけではなく、スキル習得や好きなことを活かすなど多岐にわたります。
社会の変化に備えるためにも、会社に依存しない収入源やスキルを持つことは今後ますます重要になっていくでしょう。
自分のライフスタイルや目的に合わせた副業を選び、無理のない範囲で続けていくことで副業は単なるお金稼ぎではなく、人生そのものを豊かにする新しい働き方が実現できると言えるでしょう。